MQL4(MT4) AccountInfoIntegerの使い方

AccountInfoInteger関数は、アカウントに関する特定の整数情報を取得するために使用されます。この関数を使用することで、アカウントのレバレッジ、アカウント番号などの整数型の情報を取得できます。

AccountInfoInteger関数の使用法

long AccountInfoInteger(
   int property_id   // プロパティの識別子
);

• property_id: 取得したいアカウント情報の識別子です。例えば、ACCOUNT_LOGIN（アカウント番号）、ACCOUNT_LEVERAGE（レバレッジ）などが指定できます。
• property_idパラメータに設定できるENUM_ACCOUNT_INFO_INTEGER値の一覧表です。これらの値を使用して、アカウントに関連する特定の整数情報を取得できます。

これらの値をproperty_idに指定することで、アカウントのレバレッジ、アカウント番号、トレード許可状態など、整数型で表される様々なアカウント情報を取得できます。これらの情報は、アカウントの状態を把握したり、トレード条件を確認したりするのに役立ちます。

使用する際は、必要な情報に対応するENUM_ACCOUNT_INFO_INTEGERの値を選択してください。これにより、プログラム的にアカウント情報にアクセスし、トレーディング戦略やリスク管理プロセスに活用することができます。

使用例: アカウントのレバレッジとアカウント番号を取得

以下の例では、アカウントのレバレッジとアカウント番号を取得し、それらを表示します。

void OnStart()
{
    // アカウントのレバレッジを取得
    long leverage = AccountInfoInteger(ACCOUNT_LEVERAGE);
    // アカウント番号を取得
    long accountNumber = AccountInfoInteger(ACCOUNT_LOGIN);

    // 取得した情報を表示
    Print("アカウントレバレッジ: ", leverage);
    Print("アカウント番号: ", accountNumber);
}

注意点

• 正確な識別子の使用: property_idには、取得したい情報に適した正確な識別子を使用してください。不適切な識別子を指定すると、期待しない結果が返される可能性があります。
• 戻り値の解釈: この関数から返される値はlong型です。取得したい情報に応じて、適切な形で解釈する必要があります。
• エラーハンドリング: 関数が期待する値を返さない場合は、GetLastError関数を使用してエラーコードを確認することが有効です。ただし、AccountInfoInteger関数自体は通常エラーコードを生成しませんが、取得した情報を元にした後続の操作でエラーが発生する可能性があります。

AccountInfoInteger関数を使用することで、プログラム内でアカウントに関する重要な整数型の情報を取得し、それを基にしたロジックの実装や、ユーザーへの情報提供などが可能になります。