MQL4(MT4) IndicatorShortNameの使い方

IndicatorShortName関数は、MetaTrader 4 (MT4) の MQL4 プログラミング言語で使用される関数です。この関数は、カスタムインディケーターの短縮名を設定するために使われます。短縮名は、MT4のインディケーターリストやチャート上のインディケーターラベルに表示され、ユーザーがインディケーターを容易に識別できるようにします。

関数の基本形式

void IndicatorShortName(string name);

• name: インディケーターの短縮名を指定する文字列。

使用例

以下の例では、カスタムインディケーターの短縮名を「My Custom Indicator」としてIndicatorShortName関数を使用しています。

int OnInit() {
    // インディケーターの短縮名を設定
    IndicatorShortName("My Custom Indicator");

    // インディケーターの初期化処理...

    return(INIT_SUCCEEDED);
}

注意点

• 一意性の確保: 設定する短縮名が、他のインディケーターと重複しないようにすることが重要です。短縮名は、インディケーターを識別するための手段なので、ユーザーが混乱しないように一意であるべきです。
• 明瞭性と簡潔性: 短縮名は、インディケーターの機能や目的を簡潔に伝えるべきです。長すぎる名前は避け、インディケーターの主要な機能を表す短いフレーズを選ぶと良いでしょう。
• OnInit関数内での設定: この関数は、通常、インディケーターの初期化関数OnInit内で呼び出されます。これにより、インディケーターがチャートにロードされた際に、正しい短縮名が表示されるようになります。
• 言語と国際化: インディケーターを異なる言語圏のユーザーに提供する場合は、短縮名がそれぞれの言語に適しているかどうかを考慮する必要があります。可能であれば、国際化を念頭に置いて名前を選択し、広範なユーザーベースに対応できるようにします。

IndicatorShortName関数を適切に使用することで、カスタムインディケーターをユーザーフレンドリーにし、MT4プラットフォーム内での識別を容易にすることができます。適切な短縮名の選択は、インディケーターの利便性と認識を向上させる上で重要な役割を果たします。