SetLevelValue()の使い方
MQL4 (MT4)のSetLevelValue()の使い方をChatGPTに確認しました。
賢いですね。きちんとした回答を詳しくもらえました。
使用GPTs:EA Creator
MT4 MQL4のAPIのSetLevelValueの使い方を実装例を交えて教えて下さい。補足で気を付ける点なども教えて下さい。
使い方
SetLevelValue
関数は、MetaTrader 4 (MT4) の MQL4 プログラミング言語で、カスタムインディケーターにおける特定のレベル(通常は水平線として表示される)の値を設定するために使われます。この関数を用いることで、オシレーターなどのインディケーターにおいて、特定の重要な値(例えば、過買や過売レベル)を明示的に表示することが可能になります。
関数の基本形式
void SetLevelValue(int level, double value);
- level: 設定したいレベルのインデックス(0から始まる)。
- value: そのレベルに設定したい数値。
使用例
以下の例では、オシレーター型インディケーターに過買レベルと過売レベルを設定しています。過買レベルを70、過売レベルを30として設定しています。
int OnInit() {
// レベルの数を設定
IndicatorSetInteger(INDICATOR_LEVELS, 2);
// 過買レベル(70)を設定
SetLevelValue(0, 70.0);
// 過売レベル(30)を設定
SetLevelValue(1, 30.0);
return(INIT_SUCCEEDED);
}
注意点
- レベル数の事前設定:
SetLevelValue
を使用する前に、IndicatorSetInteger
関数を用いてINDICATOR_LEVELS
プロパティでレベルの総数を設定する必要があります。これを怠ると、レベルが正しく設定されない可能性があります。 - レベルの視認性: レベル値を設定する際は、その値がチャート上で明確に視認可能であることを確認してください。例えば、価格範囲外の値を設定すると、レベルがチャート上に表示されないことがあります。
- 利用シナリオ: この関数は特に、オシレーター型インディケーターやその他の価格から独立した指標において、重要な閾値を視覚的に示すために有用です。適切な値を設定することで、トレーダーが市場の状態をより容易に判断できるようになります。
- パフォーマンスへの影響: インディケーターに多数のレベルを設定する場合は、チャートの読み込み時間や表示速度に影響を与える可能性があるため、必要なレベルのみを設定してください。
SetLevelValue
関数を使用することで、インディケーターの分析価値を高め、トレーダーが特定の市場条件に対する反応をより容易に識別できるようになります。レベルの適切な設定は、トレーディング戦略の実行において重要な役割を果たすことがあります。
MQL4リファレンス
正式な仕様は”MQL4 Reference“をご確認下さい。上記内容を確認しておくとより分かりやすいかと思います。
リンク:https://docs.mql4.com/customind/SetLevelValue
他のカスタムインジケータ関数の利用方法
以下のそれぞれのリンク先で確認していますので、ご参照ください。
関数名 | 概要 |
---|---|
HideTestIndicators | テスト中にグラフ上のインディケータを隠すかどうかを設定します。チャート上での表示を制御するのに使用されます。 |
IndicatorSetDouble | インディケータの設定可能なdouble型プロパティ(例: 最小値、最大値)を設定します。これはインディケータの表示範囲やスケールを調整するのに使われます。 |
IndicatorSetInteger | インディケータの設定可能なinteger型プロパティ(例: 描画スタイル、幅)を設定します。インディケータの見た目をカスタマイズするのに役立ちます。 |
IndicatorSetString | インディケータの設定可能なstring型プロパティ(例: 名前)を設定します。インディケータの識別や説明に使用されます。 |
SetIndexBuffer | インディケータ計算結果を格納するバッファを設定します。インディケータのデータを格納する配列を割り当てるのに必要です。 |
IndicatorBuffers | インディケータが使用するバッファの数を設定します。計算に必要なデータ配列の数を定義します。 |
IndicatorCounted | 既に計算されたバーの数を返します。これにより、新たに計算が必要なデータのみを処理できます。 |
IndicatorDigits | インディケータの価格データの表示精度(小数点以下の桁数)を設定します。チャート上での価格表示を制御します。 |
IndicatorShortName | インディケータの短縮名を設定します。チャートのデータウィンドウに表示される名前です。 |
SetIndexArrow | インディケータのバッファに対して表示する矢印記号を設定します。特定の条件を示すマーカーとして利用されます。 |
SetIndexDrawBegin | インディケータが描画を開始するバーの数を設定します。これにより、過去の特定のポイントから描画を開始できます。 |
SetIndexEmptyValue | インディケータのバッファで未定義の値を表すために使用する値を設定します。空のデータポイントを示すのに使用されます。 |
SetIndexLabel | インディケータの各バッファのラベルを設定します。データウィンドウに表示される各バッファの説明テキストです。 |
SetIndexShift | インディケータの描画をずらすバーの数を設定します。インディケータの表示を時間軸に沿って前後に移動させることができます。 |
SetIndexStyle | インディケータの線のスタイル、太さ、色を設定します。インディケータの視覚的表現をカスタマイズするのに使われます。 |
SetLevelStyle | インディケータのレベル線のスタイルと色を設定します。特定の価格レベルや意味のある閾値を示すのに使用されます。 |
SetLevelValue | インディケータのレベル線の値を設定します。これにより、チャート上に表示される水平線の位置を定義できます。 |