OrderCloseBy()の使用方法
MQL4 (MT4)のOrderCloseBy()の使い方をChatGPTに確認しました。
使用GPTs:EA Creator
MT4 MQL4のOrderCloseByの使い方を実装例を交えて教えて下さい。補足で気を付ける点なども教えて下さい。
回答
OrderCloseBy
関数は、MetaTrader 4 (MT4) プラットフォームで、ヘッジ取引(対向取引)を閉じるために使用されるMQL4言語の関数です。この関数を使用すると、開いている買い注文と売り注文を相殺し、同時にクローズすることができます。これは、特にヘッジ戦略を使用しているトレーダーや、特定の市場状況でポジションをオフセットしたい場合に便利です。
OrderCloseBy関数の基本形式
bool OrderCloseBy(
int ticket1, // 第一の注文チケット番号
int ticket2, // 第二の注文チケット番号
color arrow_color // チャート上の矢印の色(省略可能)
);
使用例
以下は、OrderCloseBy
関数を使用して、互いに相殺可能な買い注文と売り注文を探し、それらをクローズする簡単な例です。
void CloseHedgeOrders()
{
int buyOrder = -1;
int sellOrder = -1;
// 開いている注文をスキャンして、買い注文と売り注文を探す
for(int i = 0; i < OrdersTotal(); i++)
{
if(OrderSelect(i, SELECT_BY_POS) && OrderSymbol() == Symbol()) // 現在のシンボルの注文のみを対象
{
if(OrderType() == OP_BUY && buyOrder == -1) // 最初の買い注文を見つける
{
buyOrder = OrderTicket();
}
else if(OrderType() == OP_SELL && sellOrder == -1) // 最初の売り注文を見つける
{
sellOrder = OrderTicket();
}
}
// 両方の注文が見つかった場合、それらをクローズする
if(buyOrder != -1 && sellOrder != -1)
{
if(OrderCloseBy(buyOrder, sellOrder, clrNone))
{
Print("Hedge orders closed successfully.");
}
else
{
Print("Failed to close hedge orders. Error: ", GetLastError());
}
break; // 注文がクローズされたらループを抜ける
}
}
}
注意点
- エラーハンドリング:
OrderCloseBy
関数がfalse
を返した場合、GetLastError
関数を使用してエラーコードを取得し、エラーの原因を特定することが重要です。 - 注文の選択: 注文をクローズする前に、
OrderSelect
関数を使用して操作対象の注文を正しく選択する必要があります。 - ヘッジ許可の確認: 一部のブローカーではヘッジ取引が許可されていない場合があります。
OrderCloseBy
関数を使用する前に、使用しているブローカーの取引条件を確認してください。 - 同じシンボルの注文のみが対象:
OrderCloseBy
関数は、同じ通貨ペア(シンボル)の買い注文と売り注文のみをクローズすることができます。異なる通貨ペアの注文をクローズするには、個別にOrderClose
関数を使用する必要があります。
OrderCloseBy
関数を使用することで、特定のヘッジ戦略の一環として、またはリスク管理の手段として、効率的に対向取引をクローズすることができます。
MQL4リファレンス
式な仕様は”MQL4 Reference“をご確認下さい。上記内容を確認しておくとより分かりやすいかと思います。
リンク:https://docs.mql4.com/trading/ordercloseby
他のトレード関数の使用方法
以下のそれぞれのリンク先で確認していますので、ご参照ください。
関数名 | 概要 |
---|---|
OrderClose | 指定されたチケット番号、ロット数、クローズ価格、スリッページを指定して特定の注文を閉じるために使用されます。成功した場合、真を返します。 |
OrderCloseBy | 2つの相反する注文を相殺するために使用され、一方の注文を閉じ、もう一方には相当する利益または損失が記録されます。 |
OrderClosePrice | 最後に閉じられた注文のクローズ価格を返します。注文が選択されている必要があります。 |
OrderCloseTime | 注文が閉じられた正確な日時を返します。注文が閉じられていない場合は、ゼロを返します。 |
OrderComment | 注文に関連付けられたコメントを返します。 |
OrderCommission | 注文にかかるコミッションの金額を返します。 |
OrderDelete | 指定されたチケット番号の保留中の注文を削除します。成功した場合、真を返します。 |
OrderExpiration | 保留注文の有効期限を日時形式で返します。有効期限が設定されていない場合は、ゼロを返します。 |
OrderLots | 注文のロット数を返します。 |
OrderMagicNumber | 注文に割り当てられたマジックナンバーを返します。これは注文を識別するためにEAによって使用される数値です。 |
OrderModify | 既存の注文のパラメータ(価格、ストップロス、テイクプロフィット、有効期限等)を変更します。成功した場合、真を返します。 |
OrderOpenPrice | 注文が開かれた価格を返します。 |
OrderOpenTime | 注文が開かれた正確な日時を返します。 |
OrderProfit | 選択された注文の詳細情報をエキスパートログに出力します。 |
OrderProfit | 注文から得られた利益または損失を返します。 |
OrderSelect | 指定されたチケット番号の注文を選択するか、全注文の中から特定の注文を選択します。成功した場合、真を返します。 |
OrderSend | 新しい注文を送信します。注文のタイプ、量、価格、ストップロス、テイクプロフィット等を指定できます。成功した場合、注文のチケット番号を返します。 |
OrdersHistoryTotal | アカウントの取引履歴に含まれる注文の総数を返します。これには閉じられた注文とキャンセルされた注文が含まれます。 |
OrderStopLoss | 注文のストップロスレベルを返します。 |
OrdersTotal | 現在開いている注文の総数を返します。 |
OrderSwap | 注文にかかるスワップ料金を返します。 |
OrderSymbol | 注文が関連する通貨ペアを返します。 |
OrderTakeProfit | 注文のテイクプロフィットレベルを返します。 |
OrderTicket | 注文のユニークなチケット番号を返します。 |
OrderType | 注文のタイプ(買い、売り、買い停止、売り停止、買いリミット、売りリミット)を表す整数値を返します。 |
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