MQL4(MT4) ObjectGetFiboDescriptionの使い方

ObjectGetFiboDescription関数は、MetaTrader 4 (MT4) プラットフォームのMQL4言語で、フィボナッチリトレースメントオブジェクトの各レベルに設定された説明テキストを取得するために使用されます。フィボナッチリトレースメントは、価格の重要なサポートまたはレジスタンスレベルを特定するのに役立つテクニカル分析のツールです。

ObjectGetFiboDescription関数の使用法

string ObjectGetFiboDescription(
   string name,     // フィボナッチオブジェクト名
   int index        // フィボナッチレベルのインデックス
);

• name: フィボナッチリトレースメントオブジェクトの名前です。
• index: 取得したいフィボナッチレベルのインデックスです。レベルは0から始まります。

使用例: フィボナッチリトレースメントのレベル説明を取得

以下の例では、”MyFibo”という名前のフィボナッチリトレースメントオブジェクトの第0レベルの説明を取得し、それをコンソールに出力します。

void OnStart()
{
    // フィボナッチオブジェクト名
    string fiboName = "MyFibo";
    // 取得したいフィボナッチレベルのインデックス
    int levelIndex = 0;

    // フィボナッチレベルの説明を取得
    string description = ObjectGetFiboDescription(fiboName, levelIndex);

    // 説明を出力
    if(description != "")
    {
        Print("フィボナッチ '", fiboName, "' のレベル ", levelIndex, " の説明: ", description);
    }
    else
    {
        Print("フィボナッチレベルの説明が設定されていません。");
    }
}

注意点

• オブジェクトの存在と種類: ObjectGetFiboDescription関数を使用する前に、指定された名前のフィボナッチリトレースメントオブジェクトがチャート上に存在し、正確なオブジェクト名が使用されていることを確認してください。
• レベルのインデックス: フィボナッチリトレースメントオブジェクトには複数のレベルが設定されていることが一般的です。インデックスは0から始まり、オブジェクトに設定されているレベルの数までの値を指定できます。存在しないインデックスを指定すると、空の文字列が返されます。
• 説明の設定: フィボナッチリトレースメントオブジェクトの各レベルに説明が設定されていない場合、空の文字列が返されます。レベルの説明は、オブジェクトの作成や編集時にObjectSetFiboDescription関数を使用して設定できます。

ObjectGetFiboDescription関数を使用することで、プログラム的にフィボナッチリトレースメントの各レベルに関する説明テキストを取得し、分析や表示に活用することが可能です。